映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の前作「マン・オブ・スティール」を鑑賞しました。
「バットマン VS スーパーマン」を鑑賞予定の人は是非、この機会に復習しておきましょう。
「マン・オブ・スティール/Man of Steel」 | |
---|---|
公開日(日本) | 2013年8月30日 |
上映時間 | 143分 |
監督 | ザック・スナイダー |
主演 | ヘンリー・カヴィル |
制作 | クリストファー・ノーラン |
「マン・オブ・スティール」のあらすじ
スーパーマンと聞くと、皆さんは何をイメージしますか?
普段はさえない新聞記者でピンチになると超人パワーを発揮する。
私はこんなイメージです。
「マン・オブ・スティール」を見始めると「本当にスーパーマンの話なのか」と不安になります。
なぜなら、宇宙空間でクーデターが勃発するところからいきなり始まるからです。
「あれ?スーパーマンの表の姿、新聞記者のなんとかケントはどこいった?」
そう「マン・オブ・スティール」はいわば「スーパーマン及び新聞記者クラーク・ケントの誕生秘話」
超人的な力を持ちながらも地球で暮らすことになってしまったクラーク・ケントの苦悩を現在と幼少期の過去を照らしながら描かれます。
いったいどのようにして普段はさえない新聞記者のスーパーマンが生み出されるのか。
それを「マン・オブ・スティール」が明らかにしてくれます。
「マン・オブ・スティール」登場人物
クラーク・ケント/スーパーマン(演:ヘンリー・カヴィル)
クリプトン星人。
本名はカル=エル。
クリプトン星の危機から逃れるために赤ん坊にして地球へ送り込まれ、以降そこで暮らし始める。
地球での名はクラーク・ケント。
農場を経営するジョナサン・ケントによって拾われ、実の息子同然のように育てられる。
超人的な力を持つ謎の男を人はスーパーマンと呼ぶ。
ロイス・レイン (演:エイミー・アダムス)
新聞社デイリー・プラネットで働く女記者。
謎の宇宙人を追い求め、取材していくうちに・・・
ゾッド将軍
クリプトン星の元軍最高司令官。
クリプトン人の存命だけを考えるため、地球人との共生を望むスーパーマンと対立するはめに。
「マン・オブ・スティール」感想と評価
「ダークナイト」ファンからしたらちょっと物足りない感は否めないでしょう。
悪役もジョーカーのような濃厚さがありませんし、またスーパーマンにシリアスが似合わないったらありゃしません。
バットマンという闇の騎士とシリアスのハーモニーはまさにドンピシャなのですが、スーパーマンだからこそ明るい側面も見せて欲しかったというのが本音です。
そういう意味でも物語終盤のシーンはクラーク・ケントがようやく自分なりの答えを出してくれたので、正直そこが一番震えました。
そんなわけで今作だけでは決して満足出来るものではありませんが、あくまでもそれは次作「バットマン vs スーパーマン」の布石と考えていいでしょう。
自分なりの答えを見つけた「クラーク・ケント」と闇の騎士として生き抜く決意をした「ブルース・ウェイン」の二つの正義が一体どのようにしてぶつかりあうのか。
非常に楽しみです。
繰り返しますが、本作はあくまでも「クラーク・ケント及びスーパーマン誕生秘話」としてお楽しみください。